氣
氣さん (9a8hsvke)2024/9/29 06:28 (No.1283313)削除山城メモ
①投手の特徴
・エースは右上手投げの井上瑞貴、リリーフで鳥羽戦の後半でキャッチをつとめた右スリークォーターの林が継投する可能性が高い。
・平安戦に先発する井上瑞貴は、鳥羽戦では先発してそのまま完投したが、夏の洛星戦では先発し、7回からは林がリリーフしている。
・井上瑞貴は、左手のグラブの使い方が独特である。走者がいない場面では、グラブを前に突き出し、ワンテンポ溜め込んでから腕を振り下ろして投げ込んでくる。
・打者から見れば、普通の投手に対するように「1-2-3」のタイミングでは合わず、「1-2-のー3」と「の」を挟んでワンテンポ間合いを取って投げ込んでくるため、平安バッター陣は投球のタイミングを合わせてスイングしていく必要がある。
・走者が出ると、当たり前だが一転してクイックで「1-2-3」で投げ込んでくるが、走者がいない場合といる場合では、投げるタイミングが大きく異なるので、一巡目はタイミングを合わせにくいかもしれない。
・ただし、基本的に打者からボールの出所は見えるため、平安バッター陣は井上瑞貴の独特のグラブの動きに惑わされることなく、ボールを持つ右手の動きだけを注視し、マシンによるバッティング練習と同じく、タイミングを合わせてセンター方向に弾き返せば攻略できる。
・井上瑞貴の配球は、外角にふわっと縦に曲がるカーブと真っ直ぐの2種類と考えていい。
・井上瑞貴のコントロールは基本的にアバウトだがストライクは取れる。ただし、走者を出してクイックになると、時折りコントロールが乱れて高めにボールが浮つく傾向が見られる。
・平安バッター陣は、井上瑞貴の甘めに入ってきた高めの真っ直ぐ、もしくはストライクを取りに来る甘いカーブのいずれかに絞り、センター方向に低く、強く打ち返していきたい。
・井上瑞貴はモーションが大きい。
・走者に出れば、序盤から積極的にスチールを仕掛け、山城バッテリーを揺さぶっていけば、平安ペースの試合展開に持ち込むことができる。
・鳥羽戦では、山城の先発キャッチは高尾だったが、4回裏に顔面に死球を受けた後は、本来は投手の林に交代した。
・平安戦でも林がマスクを被ってきた場合は、ここが付け入る隙になることから、平安攻撃陣は積極的にスチールを仕掛けていけばいい。
・仮に高尾が先発キャッチで復帰したとしても、顔面への死球の影響はおそらく残っているはずだ。井上瑞貴のモーションも大きいため、井上ー高尾の山城バッテリーを足で掻き回していけば、平安のチャンスは広がっていくはずだ。
・右サイドに近いスリクォーター林は、右肩近くの低い位置からボールを投げ込み、荒れ球気味だが、ボールの勢いとキレの良い横に曲がるスライダーで強気に攻める投球スタイルである。
・林の右打者に対する攻め方は、横にキュッと曲がってボール球に外れるスライダーで空振りを取り、最後はズバッと外の真っ直ぐでストライクを取りに来るパターンが基本となる。
・林の投球を観察していると、おそらく右打者の方が投げやすく、左打者に対しては投げにくさを感じているように見受けられる。
・左打者に対する攻め方は、外の真っ直ぐが主体となり、横に曲がるスライダーはあまり使わない。
・林の攻略法としては、足元を狙ってセンター方向に強く低い打球を弾き返すことに尽きる。
・林は右打者に対しては、ボール球に外れるスライダーで空振りを取りにくるため、平安の右バッター陣は、ボール球に外れるスライダーの見極め、ストライクを取りに来る外の真っ直ぐに絞ることが攻略の鍵となる。
・林に対しては、狙い球を絞り、センター方向へ低く強く弾き返すバッティングを心掛けることがポイントとなる。
・林に対する平安の左バッター陣は、ベース際に立ってインコースを投げにくくし、真ん中あたりに入ってきた甘い真っ直ぐに狙い球を絞り、強くセンター方向へ弾き返していくのが有効と考えられる。
・林はボールの勢いを全面に押し出し、強気にバッターに向かってくるタイプの投手である。平安バッター陣も林の気迫に負けず、ボール球を見極め、好球必打で強くセンター方向へ打ち返していけ。
②打者の特徴
・夏の旧チームから残ったメンバーは、トップバッターのショート井上渉太郎(右投左打)と4番レフトの大角(右投右打)、投手の井上瑞貴(右投右打)と林(右投右打)だけ。あとは全員入れ替わっている。
・3番ライト谷山、7番サード池垣は足が速い。このふたりが出塁した際はスチールを警戒せよ。
・トップバッターの井上渉太郎(右投左打)はベース際に立ち、前屈み気味になってベースを覆うように構える。内角の真っ直ぐは詰まり、ボテボテの内野ゴロに打ち取れる。外の緩い球に対してはうまく合わせてくる。
・長身の4番大角(右投右打)は、バットのトップを投手側に傾けて構える。緩い外角のストライクを取りに来る変化球には合わせてくるが、内角の真っ直ぐ系に対しては振り遅れる。臼井、鏡の内角の力のある真っ直ぐには力負けすると思われる。
・7番の池垣(右投右打)は、ストライクを取りに来る外角の緩い変化球には合わせてくるが、内角の速い真っ直ぐには対応できない。
・池垣のミートポイントはかなり前にあり、真ん中付近の甘い緩い変化球には合わせてくるが、速い真っ直ぐに対しては詰まって内野ゴロになる。
・池垣は、鳥羽の左腕 一宮の緩い変化球にはうまくタイミングを合わせて対応していた。一宮とタイプの似ている山本の池垣に対する攻め方てしては、内角を主体に攻め、内外角の出し入れと緩急を織り交ぜながら、腕を振って強気で投げ込んでいけば打ち取れる。
③守備の特徴
・レフト 大角の守備が弱点である。特にライナー性の打球処理に課題があり、肩も弱く、送球の正確性にも欠ける。
・レフト方向に強い打球が飛べば、何かが起こる可能性が高い。打球処理の際に、横に逸らしたり弾いたりすれば、積極的に次の塁を狙っていけ。
・鳥羽戦で顔面に四球を受け、途中交代した正捕手の高尾が平安戦でも欠場し、急造捕手の林が先発マスクを被ってきた場合は、平安にとっては付け入る隙が大いにあると考えてよい。
・林はもともと投手が専門。一般に一人前のキャッチの動きが出来るまでは、少なくとも半年はかかる。
・平安戦で急造捕手の林が出てきた場合は、平安にとっては大きなチャンスが生まれてくるはずだ。
・スチールやエンドランを積極的に仕掛け、山城バッテリーのリズムを崩していく攻撃が出来れば、平安にとっては得点のチャンスが出てくる。
・低めのショートバウンドの捕球処理、外野からのバックホームの送球に対する捕球も怪しいため、三塁コーチャーは次打者の打てる確率を判断したうえで、走者を積極的にホームに返していけ。おそらく何かが起こる。
・仮に正捕手である高尾が先発マスクに復帰した場合でも、顔面へ死球を受けた影響は必ず残っているはずだ。
・平安は、ダブルスチールや三塁走者がいる場面での叩き、一三塁でのホームスチール、ツーランスクイズなど、失敗を恐れず、山城バッテリーを揺さぶり、強烈なプレッシャーを与える攻撃は有効である。
・右スリークォーターの林は、早い牽制に要注意である。2回続けて牽制してくる場合も多いが、3回続けての牽制はない。2回牽制後のスチールは有効である。
決勝で当たると考えていた国際は、残念ながら西高に競り負け、夏のリベンジを果たす機会を失ってしまったが、ここはまずは京都大会を制し、京都1位で近畿大会に出ることを目標に据えて行こうやないか。
近畿大会が開催される神戸グリーンスタジアム(ほっともっとフィールド神戸)は、2018年に秋の近畿大会が同球場で開催された際に、平安が優勝した球場であり、平安にとっては縁起の良い球場である。
ちなみに、秋の近畿大会を制した2018年は京都3位で出場したが、振り返ってみると、平安は2020年に秋季京都府大会で優勝して以来、京都大会で久しく優勝していない。
4年も優勝から遠ざかっている事実は、常勝平安にとっては許されないことであり、京都に多くいる平安のオールドファンの期待に応えるためにも、そろそろ平安が優勝しないといけないやろ。
京都1位で近畿に出場し、2勝してセンバツを確定させるぞ。