氣
氣さん (9abcpxha)2024/10/1 06:29 (No.1285317)削除◎立宇治 道勇メモ
・エース右腕の道勇は、長身を生かし真上から真下に投げ下ろすタイプの投手である。
・球種は、真っ直ぐと縦のスライダーの2種類ある。
・縦のスライダーにも2種類あり、ふわっと縦に曲げてストライクを取りにくるスライダー、ストライクゾーンから低めのボール球に沈めて空振りを取りにくるスライダーがある。
・ふわっと縦に曲げてストライクを取りに来るスライダーは、高めの甘い球であるため、バッターはタイミングを合わせ、センター方向に低く強いスイングで打ち返せば、ヒットの確率が高い。ただし、西高のように大振りすると、フライアウトとなりやすい。
・西高戦では、外の高めのストレートをうまく使い、外野へのフライアウトで打ち取る場面が多く、8回ツーアウトまでノーヒットに抑え込んでいた。
・西高は道勇に対し、2安打3四球6奪三振、1失点に抑えられたが、力のある高めの真っ直ぐに差し込まれていたことと、長身の真上から投げ下ろしてくる真っ直ぐに対し、ボールの下側を叩き、真っ芯を捉えきれていなかった。
・長身Pにありがちなコントロールの乱れはあまり見られない。
・特に走者のいない場面では、手足の長いフォームを生かし、ゆったりとしたフォームから、テンポよく外の真っ直ぐを主体に、時折り縦のスライダーを混ぜながら気持ちよく投げ込んでくる。
・ただし、走者が出た途端に、高めにボールが浮つきコントロールが乱れる傾向が見られる。
・走者がいない場面では、ボールを握る右腕を見ると、テークバックは真下に下ろして、そのまま腕を真上に持ち上げ、大きな円を描いて投げ下ろしてくるため、回転の効いたキレの良い真っ直ぐが来る。
・走者が出ると、テークバックが小さくなり、腕の振りが全体に小さくなるため、ボールの回転が減じて軽い球となり、打ち頃の真っ直ぐとなる。
・平安としては、粘って粘って四球を取ったり、セーフティーバンドも仕掛けるなどして何が何でも出塁し、道勇の投球リズムを崩したい。
・背の高い右ピッチャーにありがちだが、投球後に1塁側に体重がかかるタイプが多いが、右勇についても、それほど大きく1塁側に身体が流れないものの、そのタイプのピッチャーに該当する。
・道勇のリズムを崩すことを目的に、序盤から1塁側にセーフティーバントを仕掛けるのも有効となる。
・道勇は、あまり器用なタイプの投手ではなく、牽制がうまくない。
・早い牽制はなく、牽制自体もセットに入ってから、ランナーを2秒ほどちらりと見て、そのままキャッチの方を向き直して投げ込む癖がある。
・平安としては、道勇の癖を見抜いて、走者に出れば積極的にスチールを仕掛けろ。
・スチールを仕掛ける際、仮にスタートした後に牽制が来たとしても、早い牽制はないので、そのまま加速して二塁に向かえば、一塁から二塁にボールが転送されても間に合わず、スチールは成功する確率が高い。
・どんどんスチールを仕掛け、道勇にプレッシャーをかけていけ。必ず攻略できる。
繰り返すが、道勇は器用なタイプではない。セーフティーバントや足で揺さぶることによって崩すことが可能である。
留意すべきことは、道勇は長身を生かし、リリースポイントが真上から投げ下ろしてくるため、バッターは普段より目線が上がりやすくなる。
ヘッドアップして、バットが下から出てアッパースイングになりやすく、西のようにフライアウトを量産して道勇の投球リズムにはまってしまう。
平安打線としては、道勇対策としては、顎を引きながら目線を上げない意識を持ち、大振りすることなく、コンパクトに強くセンター方向に弾き返すことが大切となる。
長身ピッチャーにありがちだが、フィールディングや牽制に難があるため、平安としてはボール球をよく選び、バント等で揺さぶり、出塁したら走るぞ走るぞとプレッシャーをかけると自滅する可能性が高い。
まずは山城に勝つことが大前提ではあるが、決勝で対戦する道勇対策の準備も今からしておく必要がある。
京都1位で近畿に行き、神戸グリーンスタジアムで思いっきり平安の野球を見せてやろうやないか。
ベンチとスタンドが一体となり、束になって全員の力で攻めて行け!