氣
氣さん (8nrez5n1)2023/3/13 01:04 (No.726985)削除◎長崎日大(メモ)
長崎日大の特徴を一言で言えば「打撃のチーム」である。チームとして徹底していることは、初球から甘い球は積極的にスイングしてくることだ。
映像で見る限り、脚でかき回したり、スクイズして一点をコツコツ積み上げるというチームカラーではなく、自信のある打撃を全面に押し出してくる、まさに打撃のチームのように見ている。
打者では2番坂本と3番豊田を特に警戒せよ。
投手は、技巧派の長身右腕の3年生 廣田と力投型の2年生右腕 西尾の継投で来るが、両投手ともに隙がある。
平安は、いつもの練習どおりに次打者に繋ぐ意識と脚を絡めた多彩な攻撃を仕掛ければ、少なくとも4、5点は取ることが出来るはずだ。
私見だが、以下に長崎日大の各打者の特徴を記載する。
〔長崎日大メモ〕
①8平尾(右);180センチ長身、守備は打球の追い方を見る限り、決して巧くはない。白石あたりはセンター方向へ打球が行けば、相手の打球の追い方と捕球体制を見て、積極的に次塁を狙っていけ。
バッティングは真っ直ぐ系を引っ張るタイプ。バットをグルグル回してタイミングを取るが、緩い球にはタイミングが合わないように見える。桑江の外に逃げるスライダーにはタイミングが合わない。
②7坂本(左);ミートが巧い好打者。ベース際に立ち、センターから左方向に強く振り抜いている。このバッターは桑江の変化球に対応してくる可能性があり、横の変化だけでなく、縦の変化も織り交ぜ、ストライクゾーンを広く使って打ち取れ。
この選手は打撃はセンスがあるが、守備面は課題がある。特に送球の精度が低い。肩の強さは普通だ。平安の三塁ランコーは、試合前のシートノックからじっくりと観察しておけ。走者が2塁にいる場面、三遊間を抜いた打球が飛んだ時のゴー、ストップの判断は極めて重要やぞ。
③2豊田(右);右バッターボックスの最も後ろに立ち、力みなく自然体に構える。このバッターは、真っ直ぐ系統は押し込んで外野深くまで運べるだけのパワーがある。
初球からセンター方向に狙って打てるバッター、長打警戒、真ん中付近の甘いストレートは絶対にいけない。ストレート系は強いため、ストレート系はボール球、変化球主体で攻めろ。場面によっては、豊田を歩かせ、4番の平岩と勝負するのも選択肢に入れておけ。
④5平岩(左)高めのストレートには強い。縦の変化球と低め主体に投げれば内野ゴロに打ち取ることができる。速球はいらん。内角外角に散らしながら、膝下の緩い球で打ち取れる。
⑤3加藤(右)2年生 普通の右バッター。普通に低めに投げれば内野ゴロに打ち取れる。
⑥9松本(右)このバッターも普通の右バッター。内角外角に丁寧にコースに投げれば、詰まらせて打ち取ることができる。
⑦4栗山(左)簡単に外角から曲げてストライク取りにいくと、コツンと流し打ちされてヒットにされる可能性がある。このバッターにはインコース主体で攻めていけばいい。緩い球でも内角は打ち損ねるはずだ。
⑧1廣田(右)180センチの長身から投げ下ろす技巧派の右腕。追い込んでから縦のカーブで空振りを取るパターンが軸となる。追い込んでからの縦のカーブは全てボール球なので、追い込まれてからしっかりと見極め、ストライクだけをスイングすることを心掛けること。
ランナーが出ると真ん中寄りのストレートが増え、縦のカーブが減る傾向がある。球質は軽いので、芯で捉えれば長打となる。真ん中付近の甘い球が多い。平安の各打者は初球から甘い球を積極的にセンター方向へ強くスイングしていけば必ず攻略できる。
⑧1西尾(右)2年生、右上手投げの典型的な力投型の投手。真っ直ぐ主体の配球でストライク先行で押して行くが、立ち上がりはボールが真ん中高めに集まりやすい傾向があり、甘い高めの球を逃さず、センター方向を狙って、低く強いスイングで一球で仕留めろ。
このピッチャーは一本調子になりがちで、一生懸命にストレートを投げ込んでくるが、フォームに癖が無いため打者は123で合わせやすい。真ん中高めのストレートを積極的に狙え。伝統的に平安の好きなタイプの投手。遅くとも各打者ともに二巡目からは捉えられるはずだ。
⑨6下坂(右)バットをやや低めに構え、緩い低めの球をライト方向へうまく当ててくる。バットがややアッパースイングに近いため、このバッターは高めの真っ直ぐで打ち取ることができる。外角低めの緩い変化球は当ててくる可能性がある。高めのストレート系と内角で攻めていけ。
甲子園の大舞台で平安らしいキビキビしたプレイを見るのを今から楽しみにしている。
レギュラー選手だけでなく、ベンチの控え選手、スタンドで応援する選手、見えないところでチームを蔭で支える部員のひとりひとりがいて、平安硬式野球部は成り立っている。
常にチームのために自分に何ができるかを考え、まずは甲子園の初戦に向けて、長崎日大に立ち向かって行こうやないか。
相手は九州大会準優勝チーム。
手強い相手だが、甲子園最多出場 常勝平安のプライドをかけ、強い氣迫を持って走攻守に初回から相手に立ち向かって行け!
近畿大会の大阪桐蔭戦では、桑江が力投していたにも関わらず、守備が乱れて敗れた。
この敗戦を糧にして、冬の練習成果を甲子園の大舞台で思いっきり発揮して欲しい。
HEIANの五文字のネームの入った伝統の純白のユニフォームを着た選手たちが、甲子園で躍動する姿を見るのが今から楽しみで仕方がない。
平安の勝利を願っている!