氣
氣さん (8st5p6z5)2023/7/18 05:38 (No.849979)削除準々決勝の成章戦、決勝の国際戦に向け、現役の皆に伝えたい。
これまでの戦いを振り返ると、相手の守備の乱れもあり、点差こそ離れているものの、真っ芯で捉えたクリーンヒットはまだまだ少ない。
投手のレベルがあがれば打てないものだが、相手Pのスピードボールに振り負けず、コンパクトに強くスイングすることがこれからの戦いには大切となる。
これまでの点差はまったく参考にならない。
今後も決して大振りせず、コンパクトに強い打球をセンター方向に弾き返すことを心掛けることが、成章の左腕 田崎、国際の左腕 杉原、右腕 松岡の攻略に繋がる。
スチールを積極的に重ね、次塁を狙う姿勢は非常にいい。
失敗を恐れず、積極的に脚でかき回すと、どんな好投手でも、それがプレッシャーに繋がり、投球リズムも崩れるものだ。
どんな強打のチームでも、好投手に対しては、そう簡単には打てないものだ。
好投手の攻略は、如何にして相手の嫌がる攻撃を仕掛け、相手のリズムを崩すかにかかっている。
準々決勝の成章戦、決勝の国際戦に向け、私が気がついた点について、ポイントだけ伝えたい。
成章戦の先発 左腕 田崎について、肩を痛めたのが功を奏し、ボールの出どころが以前よりもかなり下がって、スリークォーター気味に投げる。
ボールの出どころが一塁寄りから投げ込む形となり、右バッターがすれば、真っ直ぐがクロスファイヤー気味に、見た目以上に内角に食い込んで来るため、踏み込んで逆方向に意識して弾き返すスイングをしないと差し込まれる。
左バッターからすれば、外の真っ直ぐが遠く感じるが、真っ直ぐか縦の緩いカーブかどちらかに絞り、身体を開かず我慢し、コンパクトにセンター方向を意識して、強く振り抜くことだ。
投球パターンは、真っ直ぐを主体に、縦の緩いカーブを混ぜ合わせ、緩急をつけたピッチングで、うまく打者を詰まらせて打ち取る配球が基本となる。
田崎攻略の鍵は、
①制球の不安定な立ち上がりを攻める
②高めのボール球には手を出すない
③スチールを仕掛け、リズムを崩せ
田崎の牽制のくせは、一塁走者に対し、投球前に一度1〜2秒ほどランナーを見て、その後、キャッチャーの方を見た後、一瞬だけチラリと一塁走者を見た後に、ホームに投げる。
この2回目の一瞬だけ一塁走者を見た後に一塁牽制はなく、必ずホームに投げる。
白石をはじめ、平安野手陣は、この田崎の癖を見極め、スチールを積極的に仕掛け、田崎のリズムを崩せ。
また、走者が出れば、真っ直ぐの割合が増え、ストライクを取りにくる確率が高い。
エンドランを仕掛けるのも、田崎攻略には間違いなく有効である。
5回以降からリズムが出てくるので、田崎に対しては制球が不安定な立ち上がりから3回までに出来るだけ、得点を重ねたい。
5回以降はリズムが出てくるので、それまでに平安が如何に得点できるかが、勝敗の鍵を握る。
成章打撃陣は、序盤戦を見る限り、全体にバットの振りは鈍いように見える。
ただし、4番の寺地は、身体の線は細いが、思いっきり引っ張って叩きつけて来る。
平安投手陣は内角を攻め、ファールをうまく打たせながら追い込み、最後は外の変化球で打ち取るような組み立てが基本ではないかと見る。
次に決勝で対戦する国際戦について。
国際も、これまでの試合を見る限り、打撃はまだまだ本調子ではない。
まずは、次の国際と西との試合をよくビデオで撮っておくことだ。
4番の濱田を小牧監督は、高く期待しているようだが、秋の平安戦でもタイムリーを打たれたが、私が見る限り、1番の藤本、3番の金沢に比べると穴が多いバッターと見る。
濱田はドアスイングになっているため、内角の速い球にはついていけない。外の緩い球は当てられるので、外はボール球となる変化球でうまく振らせることだ。
展開によっては、ピンチの場面では、3番 金沢を敬遠し、4番の濱田との勝負も選択肢に入れておくと良い。
濱田には、インコースを攻めろ。
2番 澤田は脚がある。三塁線、投手・セカンド・ファーストの三角点の真ん中を狙ったセーフティバントに注意しろ。
杉原、松岡は、次の西高戦に登板するので、まずは直近の状態をじっくりと観察したい。
特に立ち上がりの制球力、高めのボール球の威力をまずは確認したい。
西高打線がどの程度、杉原のストレートに食らいついていけるかを見ることだ。
国際を倒さねば、平安の甲子園出場はない。
この壁を越えるか、超えないかで未来は大きく変わる。
長くなるが、3連敗で思い出すのは、卯瀧監督時代の北嵯峨のアンダーハンド森憲久(北嵯峨⇨三菱自工京都)に何度もやられた頃を思い出す。
北村監督時代の話だが、山中(平安⇨ 中央大 ⇨現 日生監督)が4番を打ち、2年生左腕 西村(平安⇨神戸製鋼)がエースの時のチームだ。
あの時も北嵯峨に連敗を重ね、春には平安のプライドを捨て、西京極で練習試合を組ませて貰ったほどだった。
その練習試合でも負け、とにかく北嵯峨の森を打ち込まないと、甲子園出場が叶わない状況であった。
現チームと状況が似ているだろう。
その北嵯峨に勝てない状態で迎えた夏本番、京都大会決勝の4回裏、平安の5番伊達が、森のインコース高めの難しい真っ直ぐを、うまく腕をたたんで真っ芯で捉え、レフトポールを高々と巻いたツーランで先制。
前日には西高にも逆転勝ちした勢いもあって、好投手 森を見事に攻略し、そのまま追加点を重ね、京都大会を制覇した。
投げては、左腕西村のストンと落ちるカーブが切れにきれ、北嵯峨打線を完封した。
あの時のチームに、今のチームはとても似ている。
国際は難敵だが、決して勝てない相手ではない。
全員の力を結集し、死力を尽くして難敵皆で国際を倒そうやないか。
そのためには、まずは、目の前の敵を着実に倒すこと。
一戦必勝、普段の練習どおりのことを着実にこなし、泥臭くとも粘り強く、強い氣持ちを持って攻めていけ!
平安の甲子園出場を願っている。