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OBさん (92j204a8)2024/8/19 16:36 (No.1243829)削除京都国際、練習に関しては殆ど知りませんでしたが世界一の高校野球練習場と言える龍谷大ボールパークとは真逆な環境でやられていたんですね。
智弁学園戦も何一つ隙のない野球でした。京都国際、大阪桐蔭はこの先高校野球を先導しそうです。
ハンディキャップは武器になる。そんなずぶとさを示すのは甲子園初出場の京都国際だ。昨夏、内野に黒土が入ったが、それまでは砂利も混じっていた。時には駐車場になる。荒れたフィールドでも気にも留めない。捕球に苦しむ選手に監督の小牧憲継は「世界中、もっと恵まれないところでやっている。河原でやってる。砂利の上でも反応せえよ」と言い続けてきた。
たくましく育てる。小牧は真顔で言う。「どう跳ねるか分からないのでイレギュラーバウンドに対する感覚が磨かれます」。グラウンドも狭い。中堅70メートル、左翼67メートルで右翼は60メートルだ。校舎が隣接し、フリー打撃はできず、練習試合はすべて他校に出向く。不便なのだが、小牧はさらりと「すべて初めてのグラウンドになる。対応力は他校より早い気がします」と受け流す。
まともに外野ノックもできない、厳しい環境を逆手に取る。小牧には自負がある。「特に私は二遊間にこだわりが強い。二遊間だけはどこにも負けたくないと思ってやってきました。このグラウンドだからこそ、内野をしっかり鍛えたい」。練習に限りがあるなか、内野守備は普通にできる。
だから、長時間をかけてじっくり鍛える。ノック、投内連係…。延々と守り続ける。4つの塁を結ぶボール回しはひときわユニークだ。わざとワンバウンドの球を投げては捕る動作を繰り返す。塁間の半分ほどの距離で素早い送球を繰り返す。挟殺プレーの確認も入念だ。NPB球団が参考にするため、視察したというほどの名物メニューだ。